【読書レビュー】『星の王子さま』サン=テグジュペリ著

今回の読書レビューは名作『星の王子さま』です。

サハラ砂漠に飛行機が故障してやってきた『ぼく』が出会った金髪の少年。彼は小さな小さな惑星からやってきた星の王子さまでした。

このお話を読んだことがなくても『砂漠が美しいのはそのどこかにひとつの井戸が隠されているから』『大切なことって目には見えない』などの名言は聞いたことがあるかもしれません。

もっとも美しく、もっともさびしい物語のひとつです。

私は物語に登場するきつねの『忘れてはいけない。なつかせた相手に対してはずっと責任がある』という言葉が好きです。

愛猫のことを想います。もとは数えきれないほど存在する猫のうちの一匹だったのに、今では世界にたった一匹の猫なのです。私が私の猫のためだけに使った時間によって。

この本は毎日を忙しく駆け抜けているうちに、いつしかつまらない大人になってないか不安なときに読み返します。

『大切なもの』を上手にみつける方法、大切なものの愛し方、そして『さようなら』の仕方を教えてくれる、限りなくさびしく、だからこそ、この上なく美しい物語です。

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