万年筆のインクは欲しいけれど使いきれない、という方も多いのではないでしょうか。あれもこれもと集めるものの、どんどん置き場所がなくなるインクボトル。
かくいう私もそんな悩みを抱え、インク活用法を探したところ、カラーリングフラワーを知りました。
『カラーリングフラワー』とは染め花、つまりインクで白い花に色をつけるというもの。これが万年筆のインクでできるそうな。
というわけで挑戦してみました!
カラーリングフラワーのやり方
カラーリングフラワーはとても簡単にできちゃいます。インクを混ぜた色水に白い生花をいける。基本はこれだけです!
まず、生花を用意します。バラ、かすみ草、チューリップ、ガーベラ、菊などの『白い花』を選びます。
花が長持ちするよう水揚げしたら、水とインクを混ぜた色水にさします。
インクと花によっては5〜10分で色水が透けてきます。
お好みの濃さになったら色水から取り出して、水で茎をすすぎ、いつも通りいけましょう。
時間ごとの色合い比較
20分経過。うっすらとインクの色が広がってきました。
1時間近くたつと、花びらのふちが色濃くなります。
6〜7時間たつと、インクの色がハッキリしてきました。
24時間経過後がこちら。色に深みが増したものもあれば、それほど変化がないものも。
個人的にはバラの場合、6〜7時間までがベストだと思います。
今後もカラーリングフラワーを続けて記事にしていきます。インクの濃度を変えたり、花の種類を変えたり、いろんなバリエーションを楽しめたらと考えています。
今回使用したインクはこちら。
カラーリングフラワーの注意点
まずはインク選びです。インクには染料や顔料といった種類があるのですが、水に溶ける『染料』を選びましょう。
次に花の選び方なんですが、これは猫を飼っている方へ向けて。
猫にとって有害な植物はとても多く、菊やカーネーション、かすみ草もNGです。バラかガーベラをおすすめします。
カラーリングフラワーに使えるおすすめ便利グッズ
色水を花瓶やカップに用意するのはいいけど、小さい子供やペットが色水をこぼしたらどうしよう……というときは水管がおすすめ。
蓋をとり、色水を入れたらまた蓋をします。真ん中の穴に茎をさすのです。
こうすれば色づいた水がバシャーッといくことは激減するはず。スポイトなどでインクを入れると意外とはねますので、新聞紙を敷くことをおすすめします!
色水を処分するときは自治体の方針に従ってください。そのまま流すのはNGです。私は牛乳パックや袋にトイレットペーパーや新聞紙を詰めて染み込ませて捨てています。
いかがでしたか。
このデジタル化の時代だとなかなか文字を書く機会がなかったりします。『書く』以外にもこんな使い方があると思い出していただけたら幸いです。
実験のようでワクワクしますから、お子さんの自由研究にもいいのではないでしょうか。
染めた花はドライフラワーにして楽しむこともできます!
なかなかお花屋さんに行けない方は、お花のサブスクもあります。
こちらの『タスハナ』さんは花の市場や生産者を応援する花の定期便。試作品種で市販されていない花や珍しい品種が入っていることも。
美しく新鮮なのに行き先を失ってしまった花もいかしているので、 価格帯の割にボリュームがあることも魅力です。
白い花があったら、好きな色に染めてみるのもひとつの楽しみ方だと思います。
花のある暮らしで気持ちを上向きに、日々を楽しみましょう!
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